抗体医薬とは
抗体医薬は、古くは、破傷風対策に使われた血清などがその一種です。これは、破傷風菌に感染した動物から採取した血清が、破傷風菌の感染を抑える効果があることから、その治療に使われていましたが、血清の中に抗体以外の成分が含まれているため、副作用の危険性もありました。
しかし、近年研究開発が進み、特定の抗体成分のみを抽出することができるようになりました。これは、「ハイブリドーマ技術」という方法により、特定の抗体にのみ反応する「モノクローナル抗体」を作り出すことができるようになったためです。
最近では、リウマチの治療に効果がある「インフリキシマブ」や、その他「トシリズマブ」「トラスツズマブ」などの抗体が開発されています。
抗体医薬抗がん剤市場
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抗体医薬の中でも、最も注目されているのが、抗がん剤としての抗体医薬です。これは、がん細胞に見られる抗体分子を判別・認識して、攻撃できる抗体医薬品の開発で、上に挙げた「トラスツズマブ」は、がん遺伝子「HER2」の抗体です。
この抗体の開発で、これまでのがん治療医薬よりも副作用が少なく、はるかに安全に治療することができることが期待されています。
また、遺伝子工学の進歩によって、抗体に似た分子を作る研究が、「第一三共」や「キリン」などでも進められており、より抗体の成分などが特定され、開発が進めば、がん治療の方法が、劇的に変化することも大いに期待できると思います。
<日経メディカルオンライン>
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/search/j07/0048.jsp
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